第8章 五百弟子授記品 生得の仏性を開く その10



四弘請願



◎衣裏の宝珠とは(その2)

仏は我々が本来持っている宝物、すなわち仏性を開いてくださる。

我々は自分が持っている仏性に気がつかない。

仏に教えられて初めて、自分はこのような立派な宝物を持っていることに気づくのである

仏が昔菩薩であったとき、我々を教化して、仏の知恵を備えさせたいと思っておられた。しかし、そのことを忘れて、自分だけの小さな悟りの道を求めて、初めて自分はこのような立派な宝物を持っていることに気がつくのである。

五百人の弟子たちは、我々声聞も修行をすれば、実は菩薩になれて仏になれるという約束を授かることができることを知り、大いなる喜びに満たされたのです。

仏は我々に対して「無上の願い」を植えてくれた。

「無上の願い」とは一切の人々を救って仏になる願いである。

この願いには4つある。

衆生無辺誓願度
煩悩無尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

この四弘請願(しぐせいがん)は、現在でも全仏教徒によって唱えられている祈りである。


われわれでも仏になって、一切の人々を救えるという希望の火を灯してくれるのが法華経の教えにほかならない。


続きは次回…


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第8章 五百弟子授記品 生得の仏性を開く その9



衣裏繋珠
イラストはイメージ


いよいよ法華七喩の五番目の喩え話です。


◎衣裏(えり)の宝珠とは

憍陳如(きょうじんにょ)をはじめとする500人に対する授記がおわると500人の阿羅漢たちは大いなる喜びに満たされた。

500人の阿羅漢たちは自分たちの無智を悔いて自分たちが初めてわかった真理をたとえ話で説明した。
これが「衣裏宝珠の喩え」である。

「世尊よ、喩えて言えば、ある人が親しい人の家にいきご馳走になり、酔っ払ってしまった。そのとき、その友人は用ができて急に外出しなければならないとなったとしましょう。その友人は酔って寝ている友人の着物の裏に、高価な宝珠を縫い付けて出て行きました。友人は酔っていたため何も知りませんでした。目が覚め起き上がって、他国を放浪する生活が続きました。

そのうちお金がなくなり、生活に困ってきました。働いても苦しさは少しも減りません。少しお金が入ればこれで安心だとその日暮で満足していました。

ある日、前に自分に宝珠をくれた友人にたまたま出会いました。
友人は、自分のこのみすぼらしい姿を見て『お前は何と馬鹿なやつではないか。どうして衣食の為にこんなみだらしのない生活をしているのか。自分が昔、おまえさんに安楽な生活をさせてやろうと思い、どんなものでも欲しいものは手に入るように高価な宝珠を着物の裏に縫い付けておいたのだ。
それを売れば大変なお金が手に入るのだ。それをお前は知らないで、自分で苦しんでわずかな生活費を得ている。
何とおろかなことではないのか。

着物の裏の宝珠を取り出して売り払い、好きなものを買ったらよい。そうすればいつも思うままの生活ができて、不自由なことは全くなくなるぞ!』
といったのです」と。

この喩えに出てくる「宝珠」とは我々の仏性のことである。
人間がすべて仏性を持っていることは、大乗仏教の根本の考えである。
この「宝珠」を持ってぃることを酔って寝ていなければ、誰でも気づくはずである。

このように、我々の心の中には仏性という素晴らしい宝があるにもかかわらず、目が曇っているためにそれが見えない。そのために一生をむなしく過ごしてしまうのである。

ここに出てくる友人とは、仏のことである。友人が忠告してくれたのは、仏が我々に警鐘うって、酔生夢死から醒めさせてくれたことになる。

続きは次回…


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第8章 五百弟子授記品 生得の仏性を開く その8



霊性
法華経は自分の霊性で読まないと!


頭で理解しようとしても、理解不能の経典です。


◎五百人に授記す

仏が富楼那も将来仏になれるとお説きになると、1200人の阿羅漢は喜び、そして、自分たちにも授記をお許しいただきたいと願った。

仏は1200人の気持ちを察した上で、熱心に修行した憍陳如(きょうじんにょ)6万2000億の佛を供養した後に仏になると授記された。

その時の名前は普明如来である。1200人以外の500人の阿羅漢も同じように悟りを開き仏になり、普明如来になるであろうと言われた。

この仏たちは皆同じように普明と呼ばれ、その佛がまた次の人に授記を与え、次々と佛になれる約束をされるのです。

「迦葉よ、お前は500人の一切の迷いを離れた自在な人を知った。その他の声聞たちも同じ様に悟りを開くことができるでしょう。また、ここにいない者にはお前からよく教えを説いておくように」

この言葉の意味は、世尊が生きていない現代でも、「法華経」を通じて世尊のお言葉を聞くことができるという事を意味している

続きは次回…


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第8章 五百弟子授記品 生得の仏性を開く その7



懺悔文
懺悔文(さんげもん)



◎菩薩の心を秘(かく)す(その2)

少欲懈怠の人達と一緒になって低い教えを説いていくなかで、我々は三つの毒を持っていることを示さなくてはならない。

三つの毒とは貪り(むさぼり)瞋り(いかり)痴さ(おろかさ)をいう。

この貧瞋痴(とんじんち)を三毒という。

「この三毒を誰でも心の中に持っているのですよ。皆さんばかりではなく私も同じです。」

と、自分も声聞程度の人間ですよと言いながら、本当のねらいは皆の境地を菩薩の心に高めることである。

少欲懈怠の者たちも、説法者が自分と同じようなものだと考えると、言うことを聞くようになる。

そのうち菩薩の心を理解し、自分だけの幸福を願うのではなく、他の人と共に生き他の人々の心を佛の心に高めようという願いを持って生きられるようになる

内に菩薩の行を秘(かく)し外に是れ声聞なりと現して」という経文の言葉が「法華経」の教えを宣布するものにいかに重要であるかわかる。


続きは次回…


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白蓮堂のブログにご訪問ありがとうございます。神界、霊界、人間界(魂.心.肉体)は綿密に繋がっています。少しでも多くの人々に真実を知っていただきたく思い仏教の中での最高峰の経典、「法華経」をご紹介させていただきます。私(渡辺西洲)が勧める¨本物の法華経¨と出遭えたなら、あなたに、奇跡が起きます! 一人でも多くの人にご縁がありますように ....... (合掌)

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