第12章 堤婆達多品(だいばだったほん)その7



提婆達多品7
法華経はお釈迦様の真実の教えです(画像イメージ)


◎海中の説法(その2)

智積(ちしゃく)菩薩は文殊菩薩に聞いた。
「あなたは竜宮に行って教えを説いていられたというが、あなたが教化した人はどのくらいいますか。」
と。文殊は答えた。
あまりにその数が多いので数えあげることはできません。口でも語ることが出来ませんし、心で推し量ることもできません。ちょっと待ってください。ここにその証をお見せしましょう。」
文殊の言葉が終わるや否や、無数の菩薩が美しい蓮の華に乗って海から湧き出て霊鷲山(りょうじゅうせん)にお参りして虚空(こくう)にとまった。

もともと声聞であった人は虚空の中で声聞の教えを説いていたが、やがて大乗の空(空)の教えを修業するようになった。
大乗の空の教えを修業することは、菩薩としての平等の慈悲心と智慧を備えてきたことを意味する。文殊は智積に言った。
「海の中の竜宮で人々を教化したのはこのような教え子です。」
智積菩薩は偈文でもって、文殊菩薩をほめたたえた。
「知恵を備え、勇敢にして倦(う)むことなく教えを説く文殊菩薩は、数えきれない人々をお救いになった。大勢の人々の前で自分もはっきりとそのことを見ることが出来た。真実の通理を説き、一乗の教えを解き明かし、多くの人々を導いて速やかに悟りに入らせたのは、実に文殊菩薩あなた様であります。」と。

文殊菩薩は智積菩薩からこのように褒められると、自分はただ「妙法蓮華経」の教えを竜宮で説いたに過ぎないのです「妙法蓮華経」はお釈迦様の真実の教えであるが、自分はただその教えを説いただけである、と答えたのである。

そこで、智積菩薩はさらに文殊へ質問する。
「このお経は大変に意味が深くて普通の人間には理解できないものです。それは書経の宝であり、まれにしか存在しないものです。この教えを人々が一生懸命に修業すれば必ず仏になれるでしょう。」と。
智積菩薩は半信半疑であった。文殊菩薩は智積菩薩に対して確固たる証拠を見せなければならなかった。「法華経」の教えによって修業すれば、どんな人でも成仏できるという証拠を示す必要に迫られた。

続きは次回…

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第12章 堤婆達多品(だいばだったほん)その6



提婆達多品6
文殊師利菩薩が現れる(画像参照)



◎海中の説法

この提婆達多品ではどんな人間でも仏になれるということを力強く主張しているのであり、その前半においては提婆のような悪人でも未来において成仏できると解き明かし、ついで卑しい女である「竜女」でも仏になれることを説き、一切衆生どんな人でも仏になれることを人々に信じさせようとしている。

多宝塔に中におられる多宝仏の家来に智積(ちしゃく)菩薩という人がいた。この智積菩薩が多宝仏に言われた。
「多宝仏さまはお釈迦様の教えが真実であることを証明するためにこの娑婆世界に現れました。その任務は済んだから、もう本土にお帰りになってはいかがでしょうか。」と。

そのとき釈迦牟尼仏は智積菩薩に向かって「しばらくおまちなさい」といわれた。
女人でも成仏できるという実例を智積菩薩に示さなければならないので、おひきとめになったのである。

ここには自分の教えを長らく受けている文殊師利菩薩がおられる。その菩薩に会って仏法について語り合い、そのあとで帰ればよいではないかと言われたのである。

そのとき、文殊師利菩薩はどんな様子であったか。文殊菩薩は大きな蓮の華に乗って現れてきた。
文殊は竜宮からきて霊鷲山(りょうじゅせん)に詣でて、多宝物と釈迦仏の二人の前で礼拝し、智積菩薩の所にいって、あいさつを交わして控えていた。

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第12章 堤婆達多品(だいばだったほん)その5


提婆達多5>
悪縁により悪人に堕ちた提婆達多。(画像参照)



◎心に善悪なし(その2)

仏は続いて人々にお告げになった。未来の世の中において妙法蓮華経の「提婆達多品」の教えを聞いて、清らかな気持ちでこの教えを信じ、全く疑惑を持たないものは地獄に堕ちることはなく、必ず仏の前に生まれることが出来る。もし人間が天上界の中に生れることが出来ればすぐれた楽しみを受けるだろう。

人間の心には本来悪意はない。このことを「正法眼蔵随聞記」は次のように説く。

「人の心本(もと)より善悪なし。善悪は縁に従っておこる。たとえば、発心して山林に入るとき、林下は善し。人間は悪と覚ゆ。また、退屈の心にして山林を出るときは山林は悪しと覚ゆ。これすなわち決定して心に定相なし。縁に従って兎も角もなるなり。ゆえに縁に逢えば快くなり、悪縁に逢えば心悪しく(あしく)なるなり。わがこころ本より悪しと思うことなかれ。ただ善縁に従うべきなり。

道元のこの教えは「提婆達多品」の教えを理解するためにも極めて重要である。心には本来悪意がなく、絶対的な善人も絶対的な悪人もいない。善心になるのも、悪心をおこすのもすべては縁による。善縁に合えば心が良くなるが、悪縁にあえば心は悪くなる。提婆が五逆罪を犯したのは悪縁にあったからにすぎないのである。

この悪人、提婆もひとたび仏法を広める側に立てば未来には天王仏になることが出来る。提婆が過去世において釈尊に教えを説いた仙人であったのも、過去世における善縁によるからである。

人間には決定的な悪人はいない。仏教では人間の心に善悪なし。ただし縁に従って起きると説き、しかもそれを現世のみに限らないで、三世にわたった縁を考えるのである。

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白蓮堂のブログにご訪問ありがとうございます。神界、霊界、人間界(魂.心.肉体)は綿密に繋がっています。少しでも多くの人々に真実を知っていただきたく思い仏教の中での最高峰の経典、「法華経」をご紹介させていただきます。私(渡辺西洲)が勧める¨本物の法華経¨と出遭えたなら、あなたに、奇跡が起きます! 一人でも多くの人にご縁がありますように ....... (合掌)

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