第13章 勧持品(かんじほん)その7



三種の敵

「法華経」を弘める人を邪魔する三種(類)の敵とは。(画像イメージ)


◎教えを弘める決意(その2)

さらに菩薩たちは偈文(げもん)を説いて言った。「どうぞ仏さま、ご心配のないようにおまかせ下さい。仏がご入滅なったあと、お互いに気が許せない悪い世の中になっても、私たちはこの教えを説き弘めます」と。

この菩薩が説いた四百字の偈文のなかには、末世(まつせ)において「法華経」を弘める者に加えられる一切の迫害が説かれている。この経文に説かれた迫害は、少しのあやまりなく事実となって日蓮聖人の一生涯に実現しているのであって、経文の真実が恐ろしいほどわかる。

お経に書いてあることは、二千年の昔、インドの人空想的に描いたものと思ったら大間違いである。経文の中に予言されたことが事実となって現れたのである。このことが逆に日蓮聖人の一身上に起こったことは、経文が予言した通りの迫害なのである。このことが逆に日蓮聖人に大いなる自信と信仰を与えたことになる。

「法華経」の教えを説く者が迫害にあうことについては、すでに「法師品」(ほっしほん)において、

  しかもこの経は、如来の現在にすら、猶(なお)、怨嫉(おんしつ)多し、況(いわん)や滅度(めつど)の後(のち)をや。

と説かれ、釈尊がご存在のときでも、このお経を弘める者は怨まれ嫉妬されていたのであり、さらに釈尊がご入滅なされば、いちだんと怨嫉されることが強くなることを予言している。また「見宝塔品」(けんぽうとうほん)の中でも、

  諸(もろもろ)の善男子(ぜんなんし)、各諦(おのおのあきらか)に思惟(しゆい)せよ。此(こ)れは為(こ)れ難事(なんじ)なり、宜(よろ)しく大願を発(お)こすべし。

と言っており、「法華経」の教えを弘めることがたいへん困難なことであるから、大いなる願いをおこさなければならないことを説く。しかしこの「見宝塔品」でも、ただ「難事」というだけあって、一体、その難事とは具体的にどういう内容であるかを説き明かそうとはしない。そこでこの「勧持品」において、三種の敵が、「法華経」を弘める人に対して加える迫害を具体的に説明することになった。三種の敵とは俗衆増上慢(ぞくしゅうぞうじょうまん)、道門増上慢(どうもんぞうじょうまん)、僭聖増上慢(せんしょうぞうじょうまん)のことで、以下、それが順次に説かれている。

続きは次回…

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第13章 勧持品(かんじほん)その6



正憶念
正憶念(しょうおくねん)とは......。(画像イメージ)


◎教えを弘める決意(その1)

その時、世尊は大勢の菩薩たちをじっとご覧になっていた。この菩薩たちは「阿惟越致(あゆいおっち)」=不退転のことの信仰をもって決して後戻りすることがなかった。そのうえ教えを弘め、あらゆる善を行い、あらゆる悪を行わない立派な信仰の持ち主であった。これらの立派な菩薩が座より起って、仏に向かって一心に合掌しながら、もし仏がこのお経を説き弘めよと我らにお命じになられるならば、仏の教えのようにこのお経を弘めるが、仏は黙然として何もお命じになられない。一体我々はどうしたら良いかと思案していた。

自分たちも菩薩である以上、一切衆生を救おうという本願を持っている。
その願いを果たしたいので、自分たちの思うところをはばかることなく仏に申し上げた。

「世尊よ我々は仏が入滅なさった後で、機会あるごとに十方の世界に行ったり来たりして教えを弘めましょう。
そうしてこのお経を衆生に書かせたり、写させたり信受させるようにして、仏の教えのように正しく修業させ、仏から教わった通りを正しく覚えさせるように導きましょう。このようなことができるのは仏の力によるものでありますから、どうか世尊はご入滅になっても我々をお守りください」と。

この中で「法のごとく修業」し正憶念せしめん」
とあるのは重要である。「正憶念」というのは、仏の精神のとおりによく覚えていることであり普段に仏のご精神に少しもたがわぬように心がけて、このお経の教えをしっかりと覚えていて実行しなければならないということである

続きは次回…

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白蓮堂のブログにご訪問ありがとうございます。神界、霊界、人間界(魂.心.肉体)は綿密に繋がっています。少しでも多くの人々に真実を知っていただきたく思い仏教の中での最高峰の経典、「法華経」をご紹介させていただきます。私(渡辺西洲)が勧める¨本物の法華経¨と出遭えたなら、あなたに、奇跡が起きます! 一人でも多くの人にご縁がありますように ....... (合掌)

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