法華経に関わる、こぼれ話 その6



2017 8 6

法華経により煩悩不浄の体を捨てて、清浄微妙なる身を得ることを喜びという。


※今昔物語集(こんじゃくものがたりしゅう)は、平安時代末期の十二世紀初頭に成立した説話集である。1059話からなる大部の書物であり、インド、中国、日本の三国に分けて説話が記載されている。そのうちの89話に「法華経」霊験譚(れいげんたん)がおさめられている。今回、紹介するのは巻第十二の第四〇話です。


◎今は昔、奈良県吉野の薊岳(あざみのたけ)という所に良算(ろうざん)持経者という上人がいた。上人は東国の生まれで、出家してからは穀物と塩を断ってもっぱら山菜や木の葉を食し法華経を信奉するようになってからは、他の行をやめて日夜に法華経のみを読誦し、つねに深い山の中に住み里に出ることはなかった。

上人はつねにこう思っていた。「この身は水の泡の如く命は朝露の如きものさればこの世のことを思い煩わず後世のために勤めよう

老いを迎えたとき故郷を捨てて吉野の金峰山(きんぶせん)に参詣し、薊岳に草庵を結ぶと、そこに籠もって法華経を読誦した。初めのうち山の鬼神たちは上人を惑わそうと邪魔をしていたが、上人が怖れることなく一心に法華経を読誦していると、やがて読経を聞くことを尊ぶようになり供養のために木の実草の実を持って来るようになったさらには熊や狐や毒蛇までもが集まって来た

また美しい衣服をまとった端正な容姿の女人が時々あらわれ、上人のまわりを回りながら礼拝して帰っていくのを幻のように見ることがあった。これは天女ではないかと上人は思った。

上人は山に住む人が食物を与えてくれても喜ばず、人がやって来て話しかけても答えず、ひたすらお経を読んでいた。眠っているときも眠りながら読経する声が聞こえていた。このようにして十余年が過ぎ、命終のときを迎えた。そのとき上人は血色がきわめて良く、笑みを含んでいた。それを見た人が問うて言った。

「上人、何故そんなうれしそうな顔をしているのです」

長年の貧乏の身が栄華を得て官位をいただくことになったどうして喜ばずにおられよう

この言葉を聞いたその人は、上人は狂気に陥ったのではないかと思った。

「栄華や官位の喜びというのは何のことです」

煩悩不浄の体を捨てて清浄微妙なる身を得ることを喜びというのだ

そう言って上人は入滅した。


追記、う~ん。私はまだまだ修行が足りません ( ;∀;) 西洲。



次回につづく。


法華経の入手の仕方や方法は

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白蓮堂のブログにご訪問ありがとうございます。神界、霊界、人間界(魂.心.肉体)は綿密に繋がっています。少しでも多くの人々に真実を知っていただきたく思い仏教の中での最高峰の経典、「法華経」をご紹介させていただきます。私(渡辺西洲)が勧める¨本物の法華経¨と出遭えたなら、あなたに、奇跡が起きます! 一人でも多くの人にご縁がありますように ....... (合掌)

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