長者窮子の喩え



2019 5 26



ある男が幼少時代に家出をしました。

家出をした男は、50歳になるまで他国を放浪。

年を重ねるごとに、自然と父のいる場所へと足が向かっていました。

一方、父親の方は家出をした息子を捜していましたが、

見つけることができませんでした。

そして、父はある町に住み財産家になっていました。

男(放浪者=長者の息子)は仕事をさせてもらえないだろうか?と思い、

父の屋敷とは知らずに中へ入りました。

しかし、屋敷に入ってはみたものの、想像してた以上に自分には不釣り合いな

場所だと思い、怖くなって逃げだしてしまいました。

長者(父)は、一目で息子だと気が付きました。

召使に命じて連れてこさせようとしましたが、

息子は恐怖のあまり気絶してしまったのです。

改めて、みすぼらしい身なりをして出直すことに。

二人の召使(聲聞・縁覚)は、みすぼらしい身なりで再度、

長者の息子のところを訪ねたのでした。

放浪者(息子)は、警戒することなく仕事をすることを承諾しました。

もちろん、長者が父であることは本人も他の者も知りません。

長者(父)は、放浪者(息子)にトイレ掃除など、

汚いものを掃除する仕事(心の迷いを取り除くこと)を与えたのでした。

長者(父)自身も、みすぼらしい身なりとなり息子に近づき、

少しずつ高度な仕事を与えていったのです。

そして・・・、

最終的には息子に全財産を管理する役まで任せるようになったのでした。

次第に息子の心は、卑屈な精神が薄れていったのでした。

長者(父)は自分の死が近づいたことを悟った時、

国王を始め町の主だった人々を集めて、

「この男は実の息子です。私の財産は全てこの子のものです。」

と公言したのでした。

男(息子)はそこで初めて、この大長者が実父であったことを知り、

父の無限の財産を譲り受け、限りない喜びに浸ったのでした。


…この長者が仏様で、息子が私たちだと言われています。

仏様は私たちの ところまで降りて来てくださって一緒に汚いものを取る仕事をしてくださったのです。

ここでの汚物の処理というのは、私たちがいつの間にか身につけてしまった、罪、汚れのことだと思います。

自分が一生懸命、掃除(読経)することで、心の掃除になり、私たちの罪、汚れが少しずつ浄まっていくとき、お釈迦様も一生懸命手を貸してくださっているのですね。

とても有り難い気持ちになる「長者窮子の喩え」です。

(白蓮堂スタッフ恵さん)から



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