第15章 従地涌出品(じゅじゆじゅつぼん)その6



法華経4.22 2016

人は何度も生まれ変わり、(善き縁があれば)再び法華経と出合える。



◎人中の宝とは

「法華経」を弘める資格をもつ菩薩たちは、釈迦仏の教えを繰り返し習い、昼夜に常に精進して、混じりけのない清浄な心持ちをもって仏道を修業し、仏道を求めるために、娑婆世界の下の空中に住している。
しかもどんな誘惑にあっても、それに乗ることなく勤求(ごんぐ)している。さらに「種々の妙法を説いて、その心畏(おそ)るる所なし」 といわれるように教えを弘める場合、どんな人に対しても畏れを抱かないことことが必要である。

ここで重要なのは、「仏道を求めんが為の故に、娑婆世界の下方の空中に在って住す」 という点である。
苦しい娑婆世界で修行するからこそ仏に成れるというのである。

仏はブッダガヤの菩提樹の下で本覚、すなわち悟りを得た。それから教えを説かれた。仏の教えはどんな人にも及んだ。この地から湧き出してきた菩薩にも教えが説かれた。仏の教えを聞いた地涌の菩薩も初めて道心を起こした。仏道を求めたいという気を起こした。しかもこれらの地涌の菩薩たちは「今、皆不退に住せり」というから、その発心求道(ほっしんぐどう)の志を持ち続けていた。仏はここで

 ※ 我、今、実語を説く、汝等(なんだち)一心に信ぜよ。我、久遠より来(このかた)、是等(これら)の衆を教化せり

という。自分はここで本当のことを言いたいから、お前たちしっかりと信じなければならないといって「我、久遠より来(このかた)、これらの衆を教化せり」 といった。
この経文では初めのほうでは仏は菩提樹の下に座り、最正覚(さいしょうがく)を成じたといい、最後の面ではこのように言う。これは確かに矛盾ではある。菩提樹の下で悟りを開いてから数えたのであれば、それから教えを説けば死ぬまでにたったの四十余年にしかならない。しかし一方では、久遠の昔から教えを説いているといっているが、実はこの矛盾、この問題の解決こそが次に説かれる「寿量品」にほかならない

この仏の話を聞いた弥勒菩薩や大勢の菩薩たちが上に述べたような疑惑を持った。仏は説法してから四十余年だともいうし、また一方では、遠い昔から説いている、などというのはどう考えてもおかしい、というのが菩薩たちの疑惑である。さらに不思議なのは、仏がちょっとの間にどのようにしてこんな大勢の菩薩たちを教化して、無上の智慧を悟らせたのか、ということである。

そこで弥勒菩薩は仏に申し上げた。世尊は太子であったとき、釈迦族の王様の宮殿を出てブッダガヤの近くの道場に座って最高の智慧を完成することができた。それ以来四十余年の年月が経った。世尊よ、あなたはたった四十余年という短い時間の中で大勢の菩薩を教化されたが、それは一体、仏の努力によったのか、それとも功徳によってできたのか。こんな短時間の間にどうやって大勢の菩薩に教化し、最高の智慧を持たせたのか、ということが弥勒菩薩のいつわらざる疑いの気持ちであった。
 
今、これを喩えて言おう。色が美しく髪の黒い齢は25歳の若者が、100歳になる老人を指してこれは自分の子だという。また100歳になった老人も、25歳の齢の若い者を指してこれは自分の親で、この人が自分を生んで、自分を育ててくれた、と言ったならばどんな人でもこの話を信じることはできないであろう。仏の言うこともこのとおりである。

仏は得道(とくどう)以来、久しからず、わずかに四十年あまりしか経たないのに、この大勢の菩薩たちは無量千万億劫の長い年月のあいだ、仏の道を学んでいたように思われる。仏の道を悟るために一生懸命に精進して、無量百千万憶の三昧に入ったり出たり住したりしながら、大きな神通力を得て、長い間かかって梵行(ぼんぎょう)を修し、善き行いをし、人の問いに答えることが自由自在にできるようになり、「人の中の宝」 として世の中の稀有な存在となったのである。

このなかで「善く無量百千万億の三昧に入・出・住し、大神通を得」 とあるが、この入・出・住というのが重要である。「入」というのは教えを聴いたり自分で勉強して教えの中に入ることである。教えの中に入り、教えがだんだんわかってきたならば、今度は世の中に出て教えを説かなければならない。それが「出」である。この入と出とが自由にできるようになって初めて「住」ということがわかる。住とは教えの中に安んずることができる。入だけではまだ安じることができない。出をよく味わってこそ、住の境地にいることができる

続きは次回…


法華経の入手の仕方や方法は

※くわしくは、白蓮堂のホームページをご覧ください(^_^)v
 
↓↓

↓↓

法華経と共に! 白蓮堂 
http://www3.hp-ez.com/hp/magokoro18
 


コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

白蓮の香り

Author:白蓮の香り
白蓮堂のブログにご訪問ありがとうございます。神界、霊界、人間界(魂.心.肉体)は綿密に繋がっています。少しでも多くの人々に真実を知っていただきたく思い仏教の中での最高峰の経典、「法華経」をご紹介させていただきます。私(渡辺西洲)が勧める¨本物の法華経¨と出遭えたなら、あなたに、奇跡が起きます! 一人でも多くの人にご縁がありますように ....... (合掌)

カテゴリ
最新記事
訪問者
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
ランキング
ことわざ
Powered by www.seiku.net
白蓮堂からのことば!
仏像
今日の時事英語
トライしてみて!
誕生日占い
相性占い!
QRコード
QR