第18章「随喜功徳品」その2



随喜功徳2
この世の人間は、千差万別であって同じ人は一人もいない。




◎力に応じて説く

この「随喜功徳品」の質問者は弥勒菩薩である。弥勒菩薩が仏に「この『法華経」の教えに随喜するものにはどんな功徳、どんな幸せがりますか」と質問した。まだまだ疑っている者があるので、弥勒菩薩が大衆に代わってこのように質問したのである。しかも「世尊滅度の後に」とことわっているので、世尊が入滅したのちに『法華経』の教えに随喜すればどんな功徳があるのか、と言っているのである。

これに対して、仏は弥勒菩薩に答えた。如来の滅後に仏教を少しでも信じる者は、たとえ年を取っていても、年が若くても、「この『法華経』の教えを聴いて随喜する者はどんな人でも僧坊や、閑静な住宅街や、都の賑やかな町や田舎の村へ行き、その聴いた教えを父母、親族、友人、知り合いなどに自分の能力に応じて演説したとしよう。そうすれば、この教えを聴いた人が随喜してさらにこの教えを弘めることになる。

またその教えを聴いた人がさらに随喜して教えを弘め、五十番目の人々に及ぶとしよう。この中で経文は

 其(そ)の所聞(しょもん)のごとく、父母(ぶも)、宗親(しゅうしん)、善友(ぜんゆう)、知識の為に力に随って演説せん。

と書いているが、この経文の中には二つの大切な言葉がある。

一つは「其の所聞のごとく」であり、他の一つは「力に随って演説せん」ということである。
「法華経」の教えを聴いて誤りなく自分が聴いた通りを人に伝えることは容易なことではない。聞いた通りに人に伝えるということは、極めて簡単なようであるが、実際は難中の難なのである。

次の「力に随って演説する」ということも大切である。自分の能力に応じて教えを説くのがよく、あまり背伸びして説いてもかえって相手は理解してくれないことがる。といっていい加減に説いてはならない。
どんな人に対しても全力を傾注して説かなければならない。
人から人へ随喜の心が生じるように、仏の教えを説くのであるが、第五十番目に教えを説き随喜の心を起こした人の功徳を次のような比喩によって説明する。

 あらゆる生命のある者にはその欲するところに随ってそのものに楽しみを与えるべき物を与えると説く。教えを聴くものの中には
ありとあらゆる人間がいる。善い人間もいれば悪い人間もいる。教育程度の高い人もいれば低い人もある。この世の人間はそれこそ 千差万別であって同じ人は一人もいない。このような千差万別のどんな人でもその人なりの欲求を持ち、その人なりの願いを持つ。まず、物を与えることによって、それらのどんな人の願いもかなえてやるというのである。

それは人間だけでない。ありとあらゆる生きとし生けるものに対して仏はその欲するところに従って願いをかなえてくれるというのである。犬は犬なりに、猫は猫なりに、生きているものにはそれぞれの欲求がある。その願いを満足させろということはたいへんな思想である。

仏の教えを聴いて随喜する生きとし生けるものには、金銀、瑠璃(るり)、瑪瑙(めのう)のような美しい宝石を与える。あるいは象、馬、車、七宝で飾った住家を与えると説く。
まず、物を与えて喜ばす。これらの立派なものをもらった衆生も、やがて80歳を過ぎれば髪は白くなり、しわが多くなり、死期も近づいてくる。そこで仏はこれらの衆生に教えを与えようとした。物をもらっただけでは単に欲望を満足させただけで終わる。仏教では布施(ふせ)には財施(ざいせ)と法施(ほっせ)がある。財施とは物を与えること。法施は教えを与えることである。財施は物を法施は心を与えるのである。

物を与えた後に教えを宣布し、教えを示すのが仏教徒の布施のやり方である。与えられた財施を真に生かすには法施がなければならない。このような法施を受けた衆生は、小乗の修行の結果である阿羅漢道(あらかんどう)=最高の悟り に入ることができ、この段階に達すると、あらゆる煩悩がなくなり、深い禅定のナかに入り解脱を得ることができるようになる。

仏はこのようなたとえ話をしてから、財施や法施を衆生に与える施主の功徳というものはどのように多いものであろうか、と弥勒菩薩に質問した。彌勒がいうには、「それはたいへんな功徳であります。物をもって生きとし生ける衆生を満足させるばかりでなく、教えをもって人の煩悩を取り除くのであるから、その功徳たるや無量無辺であります。」と答えたのである。

次回に、つづく。


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