第19章「法師功徳品」その3



蓮2
その人の修行力によって........。


◎香をかぎわける力

つぎに経文は耳の功徳を説く。「法華経」の教えの通りに実行していると、生まれながらのこの肉親の耳が「清浄の耳」になる。清浄の耳とは、世の中のどんなことを聞いても本当のことを聞き分けることができる耳である。この清浄の耳はあらゆる世界の人間ばかりでなく、動物の声も、天上界の神々の声も、菩薩の声も聞き分けることができるようになる。経文では、

要(よう)を以って以(これ)を言わば、三千大世界の中の一切の内外のあらゆる諸々の声、未だ天耳(てんに)を得ずと雖(いえど)も、父母所生の清浄の常の耳を以って、皆、悉(ことごと)く聞き知らん。

と説く。「未だ天耳(てんに)を得ずと雖(いえど)も、父母所生の清浄の耳を以って皆悉く聞き知らん」ということが重要なのである。これは耳だけではなく、眼、耳、鼻、舌、身、意の六根すべてに通じることなのである。
別に天耳、すなわち神通力を備えた耳を持っていなくても父母から受けた人間の耳でもその耳が清浄でさえあれば、ありとあらゆる声を聴くことができるというのが重要である。

清らかな耳はどんな地獄の声を聞いても耳を損なうことはない。経文ではそのことを「耳根(にこん)を懐(やぶ)らじ」と説いているが、これも重要である。たとえば、地獄に堕ちて地獄のせめ苦を受けて苦痛にうめいている声や、餓鬼の道に堕ちたものが飢えと渇きにせめられて食べ物や飲み物を必死になって求めている声であるとか、阿修羅が大声をあげてわめいている声など、どんな罵声、悪声を聞いても決して耳を痛めることがないというのである。清浄な耳には菩薩や仏の説法の声が聞こえてくる

五種の法師として修業を積んでゆけば、耳ばかりでなく鼻にもまた無限の功徳がそなわる。鼻というと香の世界を感じる唯一の機関である。香の世界は無限に広く深い。香水ひとつを取ってみても様々な香りがあり、香を修養の道具に用い、それを芸術にまで高めたものには香道があるほどである。香りや匂いが人間に及ぼす影響はあまりにも大きい。鼻の功徳ということは実は大切なことなのである。

清められた鼻はあらゆる香りをかぎ分けることができる。美しい花、黄色い花、白い花、蓮華の花など、ありとあらゆる花の香をかぎわけ、さらに人間、象、馬、牛、羊、男、女、童子、童女など生きとし生けるもののすべてをかぎ分け、さらに人間界だけでなく、天上界の栴檀(せんだん)、抹香(まっこう)、曼珠沙華香(まんじゅしゃけこう)などすべての香もかぎ分けることができるようになる。

清潔な鼻というのは大切なことである。我々が真剣に読経していれば、読経の香りがその人の身辺にただよう。一心に勉強している人からは勉強の香がただよう。武道でも芸道でもひたすら稽古をするとき、稽古の香がただようのである。酒を飲んだり遊蕩(有等)をしていれば淫猥(いんわい)な香がただようことは当然である。

人間には香がただようことを説いたこの「法華経」の教えは素晴らしい。その人の身辺にかんばしい香がただようのは、一にその人の修業力による。一にかかって、一つのことを究明しているか、していないかによる。全力をもって身体と精神を極限の状況まで朝鍛夕錬(ちょうたん)せきれん)しているとき、その人の全身からかんばしい香がたちこめるものである

次回につづく。


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