法華経と五綱教判 (国)


中国に渡った「法華経」 は6世紀の天台智顗(てんだいちぎ)によった新たなスポットライトを浴びることになる。智顗は、釈尊の教えを時間的順序、内容、布教方法の観点から分析し、優劣を判定した。時間的順序というのは、釈尊によって経典が示された段階のことである。まず「華厳経」 が説かれ、続いて「阿含経」 「浄土経」 「般若経」 最後に「法華経」 が語られたとした。これを「五時(ごじ)の教判(きょうはん)」 という。ただし、仏教学では、実際に釈尊の口から説かれたのは「阿含経」 の一部のみとされる。

ともあれ日蓮聖人の出発点もここだったが、ぜひとも「五時の教判」 から始まる天台の教学を超越する必要があった。なぜなら、それは他の経典の教理を含んでおり、「法華経」 を唯一無上とはしていなかったからである。その意図のもとに熟慮(じゅくりょ)を重ねて完成させたのが日蓮聖人独自の「五綱の教判」 だったのだ。

2018 5 27 2
法華経が国を選ぶということなのです。



「法華経」 の絶対性を確信させた日蓮聖人の論理。


◎五綱教判(ごこうきょうはん)

................... 法華経に機縁ある日本でこそ弘められる教え

「我日本の柱とならむ。我日本の眼目(がんもく)とならむ。我日本の大船(たいせん)とならむ」 という有名な言葉からもわかるように、日蓮聖人にとって、国家という概念も非常に大切なものだった。

「仏教というのは、国の性質を考えて布教すべきものである。国には、寒い国、暑い国、貧しい国、富んでいる国、世界の中心に位置する国、辺境に位置する国、広い国、狭い国、盗(ぬす)っ人(と)ばかりの国、人殺しばかりの国、不幸者ばかりの国などある。

また、小乗に向いている国、大乗向いている国、小乗と大乗の両方に向いている国の別もある。この日本が、そのどれにあたるのかを見きわめるべきである。」

いささか乱暴な区別であるが、熱意のほどはうかがえる。日蓮聖人は、まず日本が大乗の国であることを指摘し「法華経」 と縁が深いことを示した

確かに、日本への仏教伝播(でんぱ)以来の軌跡を考えると「法華経」 との機縁は薄くはない。

最初に仏教を承認したともいえる聖徳太子が最初に取り上げて講義した経典のひとつが「法華経」 だった。その太子と天台の智顗(ちぎ)が同時代の人間だったことも、‘力強い縁’ と感じたことだろう。

日蓮聖人は、さらに声を高くしていう。

この日本の優秀な国柄と「法華経」 が一致一合して、初めて世界に「法華経」 が弘まる機運が開けるのである

(日蓮の本、学研、その他参照)


追記、法華経が人をも選ぶとも解釈ができそうです。日本は「大乗の国」という表現は日本人のことをよく捉えているなと思います。時代と流れとともに「小乗」になりつつあることは否めない気がしますが…。色々な宗教があり、布教というのもなかなか難しいものですが、いかにしてこの末法に、「法華経」 を弘めていくかが私たちの使命と言えると思います。(白蓮堂一同)


次回につづく。


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白蓮堂のブログにご訪問ありがとうございます。“縁起を見るものは法を見る法を見るものは私を見る”(ゴータマ.ブッダ)この世で起こっていることは、全て因果の法則からなのです。あなたの存在、家族の存在、今の苦しみや障害も、前世からの因果の法則です。そのためにも、少しでも多くの人々に真実(宇宙の真理.法則)を知っていただきたく思い仏教の中での最高峰の経典、「法華経」をご紹介させていただきます。私(渡辺西洲)が勧める¨法華経¨と出遭えたなら、あなたに、奇跡が起きます! 一人でも多くの人にご縁がありますように ....... (合掌)

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