張り詰めない、緩まない



2018 9 30 1



お釈迦さんがラージャグリハの竹林精舎にいた時のことです。

そこから近くにある霊鷲山の山中では、ソーナさんがいつも精進して修行に励んでいました。その意気込みはとてもに激しいものでした。 しかし、どれだけ懸命に取り組んでも悟りに至れるような気配はありません。彼は一人静かに地面に座り込みました。

「お釈迦さまの弟子の中でも、私は五本の指に入るほど懸命に、いや、一番といっても過言ではないぐらい熱心に修行に取り組んでいる。しかし未だに欲望は無くならないし、悟りに至ることができないではないか……。 私はこれでも資産家の息子で多くの財産がある。ここでずっと修行を続けるより、いっその事、家に帰って気ままな生活をしていたほうがいいんではないだろうか?」 

そんな彼の心の叫びは、いつしかお釈迦さまの耳にも入りました。そこでお釈迦さんは彼を呼び寄せることにしました。

「ソーナ。最近あなたはこの道を捨てて、元の生活に戻りたいと思っているらしいですね?」

「え!? 何故その事を知っていらっしゃるんですか?」

始めは師の言葉に驚愕した彼ですが、正直に胸の内を明かしました。お釈迦さんは、彼の話を聞き終わると、このように言いました。

「そうですか……ソーナ。では今から私はあなたに問いましょう。あなたが正直に思うように答えてみなさい」

そう言うと、お釈迦さんは、彼に対してこのような問いかけをしました。

「ソーナ。あなたは家にいた頃、琴を弾くのがとても上手だったらしいですね?」

「その通りです」

「琴を弾く時、弦(げん)が硬いと良い音は出ますか?」

「いいえ。良い音は出ません」

「では、弦が緩いと良い音がなるんですね?」

「いや。単に緩くすれば良いというものでもありません」

「では、一体どうしたら良い音がなるというんだね?」

「あまり緩めすぎてもいけません。張りすぎてもいけません。強すぎず、弱すぎず、琴と弦の具合を見て、しっかり調整しなければ本当に良い音はでません」

そこでお釈迦さんは、にこりと笑みを浮かべました。

「まさしくあなたが今言ったように、ソーナ。精進するのも張りつめすぎると気持ちが高ぶってしまいます。また反対に、緩みすぎても人を怠惰に貶(おとし)めるのですよ

その言葉を聞いたソーナさんも笑みを浮かべて喜び、この琴の喩えの教えをしっかりと受けとめました。

(白蓮堂スタッフEさん)


次回につづく。 



法華経の入手の仕方や方法は

※くわしくは、白蓮堂のホームページをご覧ください(^_^)v
 
↓↓

↓↓

法華経と共に! 白蓮堂 
http://www3.hp-ez.com/hp/magokoro18
 


コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

白蓮の香り

Author:白蓮の香り
白蓮堂のブログにご訪問ありがとうございます。“縁起を見るものは法を見る法を見るものは私を見る”(ゴータマ.ブッダ)この世で起こっていることは、全て因果の法則からなのです。あなたの存在、家族の存在、今の苦しみや障害も、前世からの因果の法則です。そのためにも、少しでも多くの人々に真実(宇宙の真理.法則)を知っていただきたく思い仏教の中での最高峰の経典、「法華経」をご紹介させていただきます。私(渡辺西洲)が勧める¨法華経¨と出遭えたなら、あなたに、奇跡が起きます! 一人でも多くの人にご縁がありますように ....... (合掌)

カテゴリ
最新記事
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
訪問者
カレンダー
07 | 2019/08 | 09
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
ランキング
ことわざ
Powered by www.seiku.net
白蓮堂からのことば!
仏像
トライしてみて!
誕生日占い
相性占い!
QRコード
QR